命がけ、野馬懸

野馬追の最終日、小高の野馬懸。

野馬追という名前からして、本当のお祭り(神事)は、この野馬懸なんだよ、と。

小高のサイトには「野馬を敵兵に見立て追う軍事練習で捕えた野馬を神馬として神前に奉納した神事が始まり」とのこと。
なるほどー。

 

土曜日に出陣式を見に行った時の小高神社は混んでなかったし、昨日の帰り馬行列もほとんど観光客がいなかったし、今日は月曜日。

なので観光客はパラパラなのかな~?とゆっくり構えて小高に向かうと、昨日までは余裕で停まれた役所の駐車場は満車。

満車!?まだ開始1時間前(8時)なのに!?

 

小高神社の境内に向かうと、参道でカーブになっているところに既にカメラマンの一群が。
ここは野馬懸で走ってくる馬を撮るのにいいポイントなのね。

そして境内に着くと、柵の周りは三脚つきカメラが取り巻いていて「ちょっと失礼」って分け入るには厳しい感じ。

 

う~ん、月曜日だからって油断してた。

ま、それはそれで仕方がない。
撮りたい人は、自分より早く準備していただけに過ぎないのだから。

と境内を1周すると、ちょうど参道から境内に入る角の斜面に人が入り込めるスペースが。

しゃがんでいる分には参道の写真も境内も大丈夫そう。
斜面で座りずらい&三脚が置けないため、みんな避けていたようです。

 

ということで野馬懸が始まるまで、参道を行き来する馬を撮って時間を過ごしました。

相馬野馬追 相馬野馬追
今日は鎧ではなく着物姿。っちゅーか昨日、神旗を取った女の子かな?

相馬野馬追

 

やがて法螺貝の合図を元に野馬懸が始まりました。

相馬野馬追
追い込みする騎馬たちの出発

民謡の踊りや境内のお祓いなど

相馬野馬追 相馬野馬追

相馬野馬追

相馬野馬追

10時半ごろ、野馬の追い込みが始まりました。

相馬野馬追

馬が走り出したにも関わらず、途中で止まったり、あっち向いたりこっち向いたり。
何やってんだろ?と思ったら、途中から猛然と野馬が駆け上がってきました。

そうかー、野馬だけに言うこと聞かないのね。
なので、鞭をたたいて境内に向かって追い立てるわけね。

相馬野馬追 相馬野馬追

おかげで、どこが写真の撮り時かわからないままシャッターを切ることに。

っちゅーか、馬が真横を通り過ぎるので超危険。
斜面で足を滑らせて、参道に足が出ようものなら、骨折しかねないなー。

 

3頭の馬が境内に追い立てられたあと、参道を竹で封鎖。

参道と境内の角に陣取っていたおかげで境内を見渡せる場所を確保できたけど、、、、袴姿のスタッフが目の前にゾロゾロ。

「去年もここから馬が脱柵したんだ。馬はどこから来た(参道から来た)こと、わかってるんだよねー。なので、ここから柵の外に出たがるんだよ」って袴姿のスタッフが説明していたけど、これじゃ、馬が見えないじゃん!

 

白装束を着た御小人とよばれる十数人の若者が素手で馬を捕まえる行事が始まりました。

野馬が向かってくると、袴姿の人たちが手を振って「こっちへ来るな!」と追い払ってくれますが、動き回る裸馬と袴が重なって撮りづらいったらありゃしない。

相馬野馬追

なんだよー、全然撮れないじゃん。ここか木陰だからみんな集まっているんじゃないのー?って思ってたら、突然、参道の向こう側で2頭目の裸馬が脱柵!

マジで~!?

林の中を走り回っていて、これからどうなるんだろう?って思っていたらいきなり参道に飛び出し、こちらに向かって駆け上がったと思ったら竹の柵をへし曲げて境内へ。

呆気に取られて写真も何もできなかったけど(自分は参道と境内の角に立っている木の脇にいたから何事も無かったけど)参道で見ていた人は大丈夫だったのかな?

いずれによ、袴姿の人たちがなぜこれだけウロウロしているのか、ようやくその意味がわかりました。

ポジション的には、神社の正面あたりが(すでに三脚でいっぱいだった場所)が一番よかったな。(野馬を追い込むところは撮れないけど)

それでもなんとかすき間を見つけてはシャッター。

相馬野馬追 相馬野馬追

相馬野馬追 相馬野馬追

30分くらいかけて、暴れまくる裸馬に振り回されながらも、3頭の馬が無事?捕まえられ、終了。

馬に蹴られてケガする人とか、大丈夫なのかな?と思ったら膝から血が出ている人がいたり。
(その程度のケガで済んで良かった、というべきか)

いずにれせよ、見るも危険な迫力満点の野馬懸でした。

相馬野馬追

これで野馬追のすべての行事が終了。

3日間とも炎天下でなかったのが幸いなのか、雨が降ったりやんだりが残念だったのかわからなかったけれど、初日、中日、最終日とそれぞれの特色があり、非常に充実した3日間でした。

っちゅーか、これまでも「野馬追?暑いよー」とか「野馬追?混むんじゃね?」みたいな感じで言われてて、ちょっと足が向かなかったけど、被写体がたくさんあって、あっという間でした。これまでも行ってりゃよかったよ。

 

翌日。

会社で野馬追で撮った写真を上司に見せると、「おー、Kじゃん。俺の一番弟子。写真送ってあげたら喜ぶよ」と。

相馬野馬追

おおーっ、そうなんだー。まあ、ウチの会社にも野馬追に出ている人はいるかもー、って思っていたけど、自分のがコミュニケーション取れそうな範囲にいたんだ。

早速、社内メールで送ってあげると、

7年間の単身赴任ご苦労様です。
震災前に研修で一緒でしたよ。

自分も小高郷において、後備軍者を務め事務局もやっているので来年以降も、見に来る機会があればいつでも連絡頂ければ、もっとレアな場面や体験を案内できるかと思います。

って。マジでー!?一緒に研修受けた同僚だったの?
兜をかぶっていたとは言え(兜を脱いでいたとしても)まったく気がつきませんでした。スミマセン。

っちゅーか、そんなKさんが案内してくれるのであれば、ぜひ、来年も野馬追を見に行きたいと思いました。

One Reply to “命がけ、野馬懸”

  1. 相馬野馬追とは3日間もの行事とは知らなかった。すごい迫力だね。写真と文章楽しませてもらっています。
    来年?? 私も機会があったら見に行きたいなあああなんて思ったけれど。
    書き込みまた読ませてもらうね。
    では

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